縄跳び最強説!!
こんにちは!
子供専門のスポーツトレーナーをやっております
キッズトレーナーKAZです!
突然ですが今この記事を読んでくださっている方で
「縄跳び」をやったことがない方はいらっしゃいますか?
体育の授業でだれもが経験しますよね!
この誰もが親しみのある「縄跳び」は現在も文科省の学習指導要領には記載があり、現代の子供たちも必ず授業内で触れています。
そこで今回は、縄跳びの歴史や効果について考察していきます!
縄跳びの歴史
なわとびの起源については諸説あるのですが、その起源はオーストラリアの原住民だといわれています。
最初の縄跳びは、ジャングルで見つけた竹やツル植物でできていたんだそうです。
日本では室町時代の文献に童歌で縄跳びを遊ぶ女の子が描かれた絵が記載されているという事で、こちらも遊びとしてはかなり昔からあった事が推察されます。
実際のところはあらゆる土地や文化において縄を使った遊びが発祥しているようで、どこが起源になるかの特定は難しいようです。
1793年にドイツ人のグーツ・ムーツという教育家・体育教師が『Gymnastik fur die Jugend(青少年の体育)』という本を出していて、その中になわとびの項目があるのが最初のようです。
体育の縄跳びとしてはここが起源になるようです。
日本ではその約80年後、1878年に当時教育体育の先進国だったドイツから教師を介して体操伝習所(現筑波大学)に輸入された器械体操の道具の中に縄跳びが入っていたのが始まりとされています。
明治には体育で縄跳びや長縄が行われていたんですね。
アジア・太平洋戦争期には、団体的・集団的活動としての性格に光が当たって国策として推進され、戦後には理想的な健康法として盛んになったそうです。
縄跳びの運動効果
このようにものすごく歴史が深い縄跳びですが、長年体育種目として採用されているだけあって、運動能力の向上にはもってこいな種目といえます!
心肺機能や体力面の向上に注目する記事はよく見かけますが、トレーナー目線としては、とっても効率的な運動神経向上アイテムだと思っています!
その理由を今から解説していきます。
①上半身と下半身がバラバラな動きをしている
縄跳びは、できる人にとってはとても単調な運動に思えますが、子供達に教えていて気付くことは、実はめちゃくちゃ複雑な運動であるという事です。
こと、手足をうまくコントロールしてバラバラに動かせない子供にとっては、縄を回して下におろすタイミングで飛び上がるという事がすでに難しいのです。
つまり縄跳びを行う事で、これらの神経の働きが促されるので、上半身と下半身を連動させて一つの動きを作る連結能力が養われると考えられます。
②自分の体じゃない道具を操る
こちらも基本的な運動能力である「操作能力」というものに当てはまります。
①では自分の体を自由に操る能力に着目しましたが、手に持ったグリップを介して紐をうまく操るという運動は、バットやラケット、ボールを扱う神経作用にも繋がってくるのです。
③リズム感
縄の扱いやジャンプのタイミングなど、技を成功させるには、正しいリズムで全身が連動する必要があります。
このリズム能力は運動を形だけでなく質的にも覚えることに一役買っています。
運動を覚えるときには、どのくらいのタイミング・スピードでそれを行うなどのリズム感がないと、正しくお手本の真似をすることができないんです。
センスがいいなぁと思う子はたいていリズム感に優れている子が多いと感じています。
縄跳び苦手な子供のための練習法!
さてここまで縄跳びの歴史からその効果までご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
古くから遊びとして親しまれてきただけあって、確かに大人がやっても楽しいですよね!
なおかつ色々な運動能力向上にも役立つので、是非多くの子供たちに積極的に取り組んでいただきたいです!
ですが、上で挙げた①~③の効果があると同時に、それだけの運動能力がないとうまくできないという事の裏返しでもあります。
事実、縄跳びが苦手!という子供は少なくありません。。
とてもいい運動になり楽しくもある縄跳びなので、挫折せずに取り組んでもらいたいですね。
縄跳びの基本的な練習法について解説した動画をご紹介しますので、是非参考に練習してみてくださいね!こちらではまずは前跳びを完成させるための練習方法をご紹介しています。