動作の要!!「体幹トレーニング」の重要性と効果

こんにちは!南麻布の運動教室、BUDDYキッズのカズ先生こと、奥村和正です😊

「体幹トレーニング」は、大人だけでなく子供にも重要な運動として注目されて久しいですが、最近では皆様にとっても良く聞くワードとして耳なじみの良いものであるかと思います。

教室でも「先生!体幹を鍛えるために、毎日腹筋を50回しています!」という報告を受けたりします。

これはとても良い取り組みだと感じるとともに、厳しく言うと、腹筋を鍛えるだけではイコール「体幹が強くなる」ということにはならないということもお伝えしなければなりません😨💦

今回は、「体幹とは何か?」から始め、子供たちが成長するうえで体幹トレーニングがいかに役立つか、そして教室でのトレーニング内容についてご紹介します!

体幹とは?

「体幹」とは、簡単に言うと 頭と手足を除いた胴体部分 のことを指します。

よく「腹筋」が体幹と思われがちですが、実は体幹には背中やお腹周りを含む多層の筋肉が複雑に存在しており、脊柱や骨盤を安定させる役割を担っています。

体幹の筋肉は、大きく以下の3つのシステムで構成され、それぞれ異なる役割を果たしています。

  1. ローカルスタビライゼーションシステム
    脊椎に付着する小さな筋肉で、主に脊椎間の安定性を保ちます。大きな力を持たないものの、体のバランスや感覚情報を伝える神経が多く含まれ、姿勢を安定させる準備をする重要な筋群です。
  2. グローバルスタビライゼーションシステム
    骨盤から脊椎にかけて位置し、骨盤と脊椎をつなぐ役割を持つ筋肉群です。このシステムは、負荷がかかったときの「姿勢制御」に大きく関わり、特に体をひねる動作(回旋)に対して安定性を高めます。
  3. グローバルムーブメントシステム
    骨盤や脊柱から四肢をつなぐ筋群で、運動の際に大きな力を生み出し、動作の加速や減速に重要な役割を果たします。動的な運動を行うとき、体幹が支えとなり、全身がスムーズに動くようサポートします。

とここまで書きましたが、ほとんどの方は

なんのこっちゃ!!?😨

だったと思います。

はいすみません、専門家感出したくて調子に乗りました。

要約すると…

姿勢維持の力:胴体の部分を構成する骨格である「脊柱や骨盤、肋骨」といった部位を囲みこの骨組みを安定させる筋肉を網羅的に鍛えることが必要

体幹を動的に使う力:投球動作やシュート動作に代表されるような、「体幹を捻ったり、反ったり、丸めたり」という手足を強く動かす補助的な動作をする筋群を鍛えることが必要

全身を連動させる力:スポーツ動作は胴体だけでは成り立たず、必ず四肢の動作を伴うもので、胴体と四肢をつなぐ関節(股関節や肩関節)の周りについている大きな力を生み出す筋肉(お尻や腿、胸や背中や腕)と体幹の筋肉を連動して使えるようにすることが必要

これら三つの機能を一先ず覚えておいていただければ良いと思います!
そして「体幹トレーニング」もこの①~③にアプローチするものをバランス良く取り組むことが必要になるのです💡

子供にとって体幹を鍛えることのメリット

では、体幹トレーニングに取り組むことで、子供にとってどんな良いことがあるのか…

前の章に記載した内容からも、体幹を鍛えることで得られる一番のメリットとしては、スポーツ動作で求められる四肢の動きに体幹の力が加わることで単純に「出力が上がる」というのは明白でしょう!

また、例えばサッカーのような四方八方に切り返しを伴い動き回るようなスポーツでは、宙に浮いている体幹が安定することで、素早く次の方向に向きを変えられるようになります。

あとは、姿勢が良くなったり、それによって集中力が増したりと、体幹トレーニングをすることで期待できるメリットたくさんあります✨

上記から、スポーツで活躍するためだけでなく、成長期の子供にとって体幹トレーニングは非常に重要だということがご理解いただけるかと思います💡

BUDDYキッズ運動教室での体幹トレーニング内容

前述したように、体幹には様々な機能があり、それらをバランス良く鍛えることが必要です。

BUDDYキッズでは多様な体幹トレーニングに取り組むことはもちろん、「修行」のようになりすぎず、子供たちが楽しみながら取り組めることも重要視してプログラムを作成しています。以下にBUDDYで行っている体幹トレーニングの一部をご紹介します!

まず、BUDDYでは体幹トレーニングを以下の表のように、

①静的か動的か
②負荷が大きいか小さいか

という観点から大きく4つに分類しています。

  1. スタティックソフトコア(静的かつ負荷が低い)
    これは主に姿勢を維持するような体幹の深層にある筋群にアプローチする種目です。例えば深呼吸をするようなエクササイズがこれにあたります!最近の子供は住宅事情により、赤ちゃんの頃に泣く量が少なくなっていてそのため体幹の弱体化につながっている可能性も示唆されています。
  2. ダイナミックソフトコア(動的かつ負荷が低い)
    これは、脊柱や骨盤、肋骨付近に存在する深層筋群にアプローチしつつ、より体幹を動的に使う感覚を獲得するための種目です。例えば寝返りをするようなエクササイズがこれにあたります。マット運動でも鉛筆転がりのような種目がありますね!
  3. スタティックハードコア(静的かつ負荷が高い)
    体幹機能として、姿勢や動作を形づくるだけでなく、その「筋力」も重要な要素です。感覚があっても弱くては運動やスポーツをする中で自分の体を支えることができなくなってしまいます。これにあたるエクササイズとしてはプランクなどの四つ這い姿勢で体幹を支えるような種目が代表的です。
  4. ダイナミックハードコア(動的かつ負荷が高い)
    主に全身を連動して使う感覚を養う目的で取り組みます。体幹を使いながら四肢を使うような種目となり、動物歩きが代表的なエクササイズです。また体幹トレーニングの最終目標として立位(実際のスポーツの場面でとる姿位)で行うことが非常に重要です。例えば飛行機バランスや、ランジウォークといった足場が不安定な中で動作をすることも体幹と股関節周りの連動を促す上で有効なエクササイズと言えます。

家でもできる簡単な体幹トレーニング

BUDDYキッズ運動教室で行っている体幹トレーニングには、ご家庭でも手軽に取り組めるものもあります。 運動は「頻度」が命!!毎日少しずつの積み重ねが、しっかりとした体幹を作り上げます ので、ぜひおうちでも試してみてください🔥

  • タオルを落すな!鉛筆コロコロチャレンジ:足の裏にタオルを乗せて、落とさないように脚をうまく使いながら仰向け→うつ伏せに姿勢を変えてみましょう!
  • 落とし物拾いクマ歩き:クマ歩き(高這い姿勢)で地面に落ちているものを片手で拾い背中に乗せます。物を取るために、体を支えている点が4点から3点に減ることでのエクササイズ効果も望めることに加えて、そのまま背中に乗せたまま落とさないように歩くことで体幹を固定しながら四肢を動かす感覚を養うことができます👍

体験レッスンのご案内

BUDDYキッズ運動教室では、 体験レッスン を随時受付中です。お子さまに必要な体幹トレーニングを、楽しみながらしっかりと学べる環境を整えています。ぜひお気軽にご参加ください!

BUDDYキッズ運動教室へのアクセス

  • 所在地:東京都港区南麻布3-19-13麻布スカイマンション106号室
  • 最寄り駅:白金高輪駅(徒歩10分)、広尾駅(徒歩15分)

お申し込み・お問い合わせは、当教室の公式LINEよりお待ちしております。

運動の基礎となる体幹を一緒に鍛え、たくさんの笑顔に会えるのを楽しみにしています✨