「遊び」とは何か?運動との深い関わりを考える

こんにちは。南麻布の運動教室、BUDDYキッズのカズ先生こと、奥村和正です😊

最近購入してからずっと「積読」状態だった書籍を読みました。
その書籍はヨハン・ホイジンガ著の「ホモ・ルーデンス」です。

この書籍は「遊びとは何か」について書かれた名著です。

超絶難解(英文を日本語訳した独特の表現がとても苦手です💦)でしたが、非常に味わい深い内容だと感じました。

そもそも何故われわれは遊ぶのか?
生命維持的には何ら「訳に立たない」ものであるにも関わらず、我々は遊びが大好きです。

また人間だけでなく動物も遊びます。

例えば犬のじゃれあいなどはまさに遊びそのものです。相手を食いちぎることのない強度での甘噛みというお作法を守り、嬉々として格闘を模擬しているのは、冷静に考えると非常に不思議な営みだと感じます。

われわれ人間にとっては遊びというと文化的要素を含む意味合いが強く感じる一方で、犬のじゃれあいに文化的要素があるとは考えにくい。

とはいえホイジンガ曰く遊びを生物の本能と片付けるのもまた違うとのことで(結局は何が言いたいのかというのは私には読み解けませんでした。。)遊びのもつ神秘性に改めて魅せられてしまいました。

さて、そんな「遊び」ですが、BUDDYキッズ運動教室ではこの遊び要素を取り入れることを結構大事にしています。

今回はその理由と実際にどんなことに取り組んでいるのかも紹介したいと思います💡

BUDDYキッズ運動教室が遊びを大事にする理由

BUDDYキッズ運動教室では「挫折しない!わたしの・ぼくの得意が見つかる運動教室」をコンセプトに、特に運動に苦手意識を感じているお子様をサポートする運動教室として、発育や運動に関するさまざまな悩みにも寄り添い、日々活動しています💪

そんな運動が苦手な子供たちに「できた!」の喜びを感じてもらうために、学校体育種目を中心に、縄跳びやマットをはじめとする器械運動など様々な技の習得を目指して練習します。

ここで発生する問題が一つあります。
それは以前のブログでも書いていますが、「我々指導者と保護者の目的と子供の目的は必ずしも合致しない」ということです。

つまり、こちらは技を成功させたいけど、子供は技を成功したいと思っていない、ということです。運動が苦手な子供の場合、このようなケースが非常に多い。そのため、一つの技を超絶スモールステップの課題に分けて一つ一つの階段を上っていく中で成功体験を積みモチベーションを高めるようにプログラムを構成しています。

そして、そんな「成長のモチベーション」を持ち合わせない子供に前向きに運動に取り組んでもらうために取り入れているのが「遊び」の要素なのです。

「ホモ・ルーデンス」から見る遊びの要素

とはいえ遊びとは、そもそも一体どのような物事を指すのでしょうか?

せっかくなので「ホモ・ルーデンス」に書いてある定義をここでは引用したいと思います。

ヨハン・ホイジンガは、遊びを次のように定義しています:

  • 自発的で自由な行為
    遊びは強制されるものではなく、楽しさや好奇心から自然に生まれる行動です。
  • ルールに基づく行動
    遊びには独自のルールがあり、その中での挑戦や工夫を通じて楽しみを見出します。
  • 目的そのものが遊びである
    遊びの目的は遊ぶこと自体にあり、外部の目的に縛られません。

ホイジンガは、遊びは単なる娯楽ではなく、知性や創造性を引き出す活動でもあると述べています。

これには非常に共感しました。
私が考える遊びと運動を結びつけることで得られる利点は以下です。

  • 自然に体を動かす習慣がつく
    遊びの中で体を動かすことで、運動が苦手な子供でも抵抗感なく取り組むことができます。
  • 創造性と問題解決能力を養う
    ルールや状況に応じて自分で考えて動くことが求められ、脳と体の連動が強化されます。
  • 仲間との協力や競争を学ぶ
    チームで遊ぶ中で、コミュニケーション能力や協調性が育まれます。

本当に不思議なもので、遊びの要素を取り入れると、子供たちは「筋トレ」的な運動にも積極的に取り組んでくれるのです💦遊び恐るべし!!

BUDDYキッズ運動教室での遊びの取り入れ方

ここでは実際に教室で取り組んでいる、遊びの要素を取り入れた運動の具体例をご紹介します。

① ゲーム感覚で楽しむ体幹トレーニング

体幹トレーニングは、単調な種目が多いですが、ゲーム性を持たせることで楽しい運動に変わります。

  • マーカー拾いクマ歩きレース:クマ歩きをしながら地面に落ちたマーカーを拾いながら競争をします。拾ったマーカーは背中に乗せるので、落とさないように歩くことで体幹の強化につながります。

② 競争やチーム戦の導入

遊びの中で競争や協力の要素を取り入れると、子供たちのモチベーションがさらに高まります。

  • ケンケン引っ張り相撲:片手片足の引っ張り合いです。体幹力はもちろんのこと、腕力や背筋力、全身の連動性を高める種目です。

③ 子供の自由な発想を採用

子供たちが口にしたアイディアを採用すると、きついトレーニングも楽しいアクティビティに!

  • プランクじゃんけん:子供のアイディアではじまったこのトレーニング。プランク状態で片手を持ち上げて先生とじゃんけんをします。5回戦中3回勝ったら終わりというルールを設けましたが、皆何だかんだで勝ち抜けずに5回やってくれます(笑)

まとめと体験レッスンのご案内

「遊び」は単なる娯楽ではなく、運動や子供の成長において非常に重要な役割を果たします。

遊びの要素を取り入れた運動には、子供の自発性を生むことはもちろんのこと、競争に勝つために工夫や思考することに繋がります。また、ルールを理解し遵守すること、友達と協力することで社会性も育まれます。

これは技の達成から得られる成功体験とはまた違った価値があり、子供たちにとってもかけがえのない経験になると信じています。

BUDDYキッズ運動教室では、遊びを通じて子供たちが体を動かす楽しさを感じ、自信を持って成長できるようサポートしています。

是非一度体験レッスンにお越しください♪

BUDDYキッズ運動教室へのアクセス

所在地:東京都港区南麻布3-19-13麻布スカイマンション106号室
最寄り駅:白金高輪駅(徒歩10分)、広尾駅(徒歩15分)
お申し込み・お問い合わせは、当教室の公式LINEよりお待ちしております。

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